「デザインセンスに惹かれて」と弊社を選んだMさんご夫妻は、音更で続く農家の5代目。吹き抜けが広がるLDKは37帖と、欧米の住宅並のゆとりある広さに設計しました。ご主人のセンスが活かされた統一感あるインテリアにもご注目ください。
大きな窓が印象的な外観。ガルバリウム鋼板、木材、セメント素材など複数の素材を使ってデザインしました。
玄関は家族用（奥）と来客用（手前）に分けて作りました。玄関ホール壁に使用したのはケイミュー社のSOLIDO。石のような風合いのあるセメント素材です。
ホールからリビングへと続くドアはサンワカンパニーのガラス扉＜クワドロスリム＞。
大きな窓が並ぶ吹き抜けのLDKは開放感抜群です。複数の間接照明に加え、壁掛け照明、キッチンのシャンデリア、ダクトレールを使ったスポットライト、2階ホールのダウンライトと、多様な照明を組み合わせたことで変化のある空間づくりがされています。
LDKの一角、階段下に猫さんスペースがありました。「猫トイレを清潔に保てるよう、猫は入れるけれど犬は入れない、というサイズで入り口を作ってもらいました」
キッチンはダークカラーでまとめて下がり天井に。広々とした空間の中でアクセントになっています。
対面キッチンはPanasonic L-CLASS、収納にはタカラのカップボードを採用し、造作収納などは面材でテイストを合わせました。「キッチンと収納を別のメーカーにしたので合うかどうかが心配でしたが、統一感が出て良かったです」
テレビの背後の壁はエコカラット（LIXIL）を使用。TVとサウンドバーは壁掛けにしたので、配線が目立たないように壁の裏に収めました。
「和室は小上がりにしました。LDKは広いので、和室も同じ高さだと空間がのっぺりしてしまうかなと思って。くつろげる場所になりました」
2階に上がると…
リビングを見渡せる場所に書斎が。開放感があり、カフェのカウンター席のような居心地の良さです。
洗面所には蓋を開けてティッシュを入れられるホルダー（写真右端）を造作。洗面台の上をすっきりと保っています。
洗面所とは別に、1階・2階はトイレの近くにも手洗いを設けました。
こちらはランドリールームを兼ねた脱衣所。奥様の要望を取り入れ、家族の汚れ物用にスロップシンクを設けています。
主寝室のクロスには布の質感のあるものを選択。間接照明の光が広がりあたたかな雰囲気の部屋になりました。
■細やかなイメージの共有で理想のインテリアを実現
家づくりについてのお話を伺いました。
■会社選びについて聞かせてください。
まだ具体的な予定がないうちから、展示場などの見学はしていました。クリプトンとの出会いはInstagram。ひと目見てかっこいいなあと思っていたら、知り合いが「知ってるよ」と繋いでくれたのが始まりです。
事務所を訪問して要望を伝えると、担当してくれた古市さんにほとんど理想のプランを出していただけて。この家の間取りなどはほぼ最初のプランのままなんですよ。
■統一感があって素敵なインテリアです。
Instagramなどを参考に、こうしたい、ああしたいとたくさんイメージを伝えました。
こちらがイメージを伝えると、担当コーディネーターの中川さんが、場所ごとにパースやテレビボードの図面、各部屋の展開図などを作ってくれるんです。
サイズや細かい部分までしっかりと共有できるので助かりました。
■打合せの回数は？
打ち合わせはかなり多かったと思います。テレビボードを綺麗に仕上げるための配線とか、扉の高さ、間接照明の位置など、丁寧に確認してもらいました。
書斎を寝室の中に作るかどうかなど、造りについて色々な案を検討するのも楽しかったです。
■住み心地はいかがですか？
契約の決め手はデザインセンスでしたが、断熱性能の良さも感じています。
十勝で11月の中旬といったらストーブのついている家が多いかと思いますが、雪がちらつくような気温でも今年はまだストーブをつけずに済んでいるんですよ。
デザインも住み心地もどちらも満足できる家になりました。
