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施工事例

当社社員が想い描いた自邸・帯広市

当社社員が、2026年、帯広市内に自宅を新築しました。日々お客様の家づくりに向き合う立場だからこそ、自分の家では何を大切にし、何を選んだのか。住み始めて数か月の自邸を訪ねました。

外観は、ダークカラーのガルバリウム鋼板に、木目の外壁をアクセントとして組み合わせました。建物の前には2台分のカーポートを確保。庭側には芝生とウッドデッキを設け、ゆったりと過ごせる空間としました。

玄関には、靴やアウトドア用品をしまえる土間収納を設け、玄関まわりをすっきり保てるようにしました。あえてウォークスルーにはせず、収納量を確保できる行き止まり型のつくりに。

玄関ホールとLDKの間の扉はガラス入りの引き戸にし、キッチンにいても家族の出入りが分かり、空間の広がりも感じられるようにしています。

シックにまとめられたアイランドキッチン。

背面の収納は造作です。

ダウンリビングと、大きな吹き抜け

いつかは家をと考え、約1年かけてプランを練り上げました。家づくりの軸になったのは、奥さまの「家族みんながくつろげるリビングにしたい」という希望でした。

リビングは床を一段下げたダウンフロアでカーペット仕上げによって寛ぎの空間づくりを重視しました。段差に沿って置いたソファはオーダーです。床が下がっている分、ダイニング側から見てもソファの背もたれが視界をふさがないのも、ダウンフロアならではの良さです。家族が思い思いにくつろげる、居心地のよい場所です。

天井の高さは吹き抜け部分で約5.4mもあり、開放感抜群です。吹き抜けにはシーリングファンを付け、上下の空気を循環させています。

大きな窓の向こうには芝生の庭が広がり、ウッドデッキへもすぐに出られます。

ダイニングテーブルは、無垢の天板に脚を付けて仕立てたものです。

キッチン横の小上がりの和室。木のルーバー天井などに仕込んだ間接照明が、空間をやわらかく照らします。LDKとつながりながらも、ここだけ少し空気感の違う落ち着いた居場所です。

洗面化粧台。照明入りの大きなミラーはオーダー。来客の手洗いとしても使えます。

脱衣室にある、もうひとつの洗面スペース。ボウルの広い白いカウンターで、壁にはタオル干しを兼ねる暖房器具も。

左はファミリークローゼット。家族の衣類をまとめて掛けておけるので、各部屋に服を持ち込まずに済みます。右は洗濯機と乾燥機を置いたランドリールーム。壁の一面をグリーンにし、天井には室内干し用のバーを付けています。

左はトイレ。木の天井に間接照明を仕込み、落ち着いた雰囲気にまとめました。

右はパントリー。下には蓄電池もあります。

オープン階段の下は、ニッチのワークスペースに。デッドスペースになりがちな場所を有効活用。

2階の寝室。床の間接照明で足元がほんのり明るくなります。

2階ホールのワークスペース。パソコン作業がしやすいよう、カウンターの奥行きを十分確保。吹き抜け側とは木の格子でゆるやかに仕切っています。

テレビ背面の壁を少し前に出して厚みを持たせ、その裏側にも間接照明を仕込みました。

あえて「回遊しない」間取り

最近の住宅でよく取り入れられる回遊動線を、自邸ではあえて採用していません。玄関まわりも水まわりも「行き止まり式」です。

家族だけの時間を過ごすプライベート空間と、来客を迎える共有空間をゆるやかに分けることで、暮らしにメリハリを持たせました。

自邸だからこそ性能にもこだわる

プランを検討する中で、竹市会長からは、断熱をはじめとする性能をもう一段高めてはどうかと助言がありました。それを受けて断熱・気密の仕様を一つひとつ見直し、より高いレベルを目指しました。

  • 外壁グラスウール140㍉+付加断熱
  • 窓はすべてLow-E樹脂トリプルガラス
  • ダクトレスの第一種換気
  • 断熱性能 UA値0.2(W/㎡K)
  • 気密性能 C値0.4

屋根には約10.4kWの太陽光パネル(18枚)を載せ、蓄電池も導入。日中に発電した電気を蓄え、夜はその電気を使います。停電時も暖房機や冷蔵庫を使用できる安心感があります。

冬は雪で発電しない時期もありますが、晴天率の高い十勝ではそれでも合理的な選択だといいます。光熱費は住み始めてからのデータを記録し検証していく予定です。

高い住宅性能を備えたことで、国の補助金制度「子育てグリーン住宅支援事業(GX志向型住宅)」も活用しています。

大工とつくる造作家具

造作家具も多く、テレビ背面の壁、洗面台、階段下のニッチなども大工の高田さんに図面と、思い描くイメージを伝え実現してもらいました。「造作などの技術、経験も豊富な大工さんなのでイメージどおりに形にしてもらえました」と話します。

自分の家を建てて、変わったこと

「自分の家を建ててから、お施主様の気持ちがより理解できるようになった気がします」と話します。自邸を設計施工管理したことで、設計する側、現場を管理する側、そして住む側。三つの立場を経験したからこそ伝えられる家づくりを、これからもお客様にお届けしていきます。


自邸 DATA

  • 竣工

    2026年