美容室を経営するご主人は、今までの貸店舗から店舗併用住宅のご希望でホームページからのファーストコンタクトでした。
当初予定していた土地が販売中止になり、話が途絶えるかと思いきや、今までのお店からもほど近い今回の敷地の販売を知り、急遽購入し建築計画を進めることになりました。
美容室としてのエレベーションを整えつつ、奥様の住宅に対する思いも考慮して計画は進み、LDKからの採光とロケーションを楽しめる窓の配置と大きな吹抜けの空間を構成し家族の気配が常に感じれる住宅になりました。
店舗側においては、外観屋根のフラットさと内部壁のアール開口が、対照的でありながらも心地よい空間が出来ました。
仕事の場と生活の場の同居する店舗併用住宅は、その動線においても近すぎず離れすぎずの構成が必要であり、今回は敷地の高低差を利用して建物内の動線を長くとるよう配置し、程よい距離を確保しました。